ジストニアになった大道芸人の復活

関東に住んでいるとき休みの日は上野恩賜公園の美術館に良く通った

上野の森美術館 東京都美術館 国立西洋美術館 東京国立博物館 国立科学博物館 等々上げたら切りが無い

でもそれ以上に楽しみだったのは上野恩賜公園内で催される大道芸だ
東京都公認のヘブンアーティストとして登録され 場所と時間のスケジュールが決められ沢山のアーティストがアクロバット 音楽パフォーマンス ジャグリング等色んなジャンルの大道芸が楽しめる

私の一押しはアコーディオンパフォーマンスのアンザイノリエさん
重いアコーディオンを弾きながら華麗にダンスやタップを楽しませてくれる
「愛の賛歌」を弾きながらお客さんと楽しいパフォーマンスを見せてくれる

彼女は過去にジストニアと言う脳の病気になってアコーディオンが弾けなくなった
(ジストニアとは無意識に筋肉がこわばってしまう不随意運動の一種
音楽家などによく発症する病気)

彼女は頭に穴を開け直接脳の治療を行った
手術中も楽器を持ち演奏する
その様子を見ながら治療を進めていく
脳に痛みは感じないそうだ
ある程度指が動くようになって手術は終わる

手術後彼女は色々なことが思い出せないでいた
ドレミファが何かも分からず笑顔も出来なくなった

そして少しずつゼロの状態から日々の努力で人前で演奏出来るまでに復活してきた
本人は昔の状態に戻れない悔しさはあるのかも知れない
でもファンからすると元気に演奏しているだけでうれしくなる

テレビのザノンフィクションでも特集され
日刊ゲンダイでも取材され記事になっている
ジストニアと分からなくて悩んでいる音楽家もたくさんいる
彼女が表に出てることでこの病気のことが広まれば助かる人もいる

ちなみに彼女は川崎ハローウィンの仮装大会第一回目の優勝者でもある

上野に行くことがあれば是非大道芸も楽しんで欲しい

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