高校の時彼女から井上陽水のLPを借りた
まだ陽水が世の中にあまり知られていないときだった
「断絶」
”夜中にデイトした 近くの公園で たしかめあっていた おまえと俺の愛
突然あらわれた おまえのオヤジが
「私の娘は嫁入り前です
近所でおかしな噂が立ちます」といった・・・・・”
衝撃的な歌詞だった
昭和の時代にありそうな情景
当時居そうなオヤジ
彼女とはこんな事にはならなかったけど自然消滅した
甘酸っぱい歌詞から深い心理を歌った曲までをあの美しい声で歌っている
そして「氷の世界」の大ヒット
同じ福岡出身という事もあって親戚のアニキの成功のように思えてきた
色々なフォークコンサートにも行った
その中には強烈に世相を斬るシンガーがいっぱい居た
陽水が埋もれるほどの時代だった
それでも私の中では陽水は別格だった
陽水は陽水の世界に自然に誘(いざな)ってくれる
心地よい世界
今でも「断絶」のアルバムを聴くと当時を思い出す
陽水は最高の詩人
昔の自分に戻れる時間