パートの女の人が多い部署にいた頃 みんな仲良く楽しく仕事に励んでいた
私の部署はパートの人の仕事無しでは成り立たなかった
ベテランの仕事は特に欠かせなかった
仕事も忙しくなり新しく部下が配属された
私よりも年上の中途採用で入社した新人だった
毎日直接仕事を説明し指導していた
彼はあまり丁寧な性格では無かった
それでもある程度出来るようになって独りで仕事をするようになった
ある日パートの人の間で噂が広まった
私があるパートの人のことを悪く言っていたと
信頼しているパートの人から内容を聞くと普通の会話を最悪に脚色した内容でパートの人に話している人がいるとのこと
年上の部下がパートの人に好感を持ってもらうための工作をしていた
ほとんどの人はその話を無視していた 私への信頼度の方が高かった
日々の接し方が信頼を生んでいたのかも知れない
その中でひとりだけ本気で私を嫌う人が居た
そのパートの人は私を嫌って色んな事によく文句を言ってた
私は細かいことには介入しないことにした
必要事項以外の会話はしないようにした
数ヶ月後真実が分かってそのパートの人は急に私に優しくなった
笑顔で会話してくるようになった
しかし私の気持ちは元には戻らなかった
一度閉じたシャッターはそう簡単には開かない
いつまた日和るかわからないから(ブラックリストに記載された)
自分の無い人は周りを蹴落として自分を上げることしか思いつかないのだろう
周りの人たちがそれに気付いているとも知らずに正当な行為だと思っている
その年上の部下は会社を辞めた後 電車内での露出行為の公然わいせつ罪で捕まり新聞の記事になった
彼なりの自己アピール行動のひとつだった
結局まともな自己アピール方法を考えられない人の結末はこんなもの
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