海で会ったおばあちゃんから”百人一首”に目覚める

海水浴場の駐車場から海への道を歩いていたとき
海に向かう道の途中で偶然出会ったおばあちゃん
地元の人のようでこの場所の説明をしてくれた
ここの海の歴史を簡単に説明してもらいながら一緒に海へ歩いて行った

自然な感じで五七調の短歌のような歌を詠み始めた
ここの海を歌った和歌だったのだろうか
何の知識も無い私はおばあちゃんを尊敬の眼差しで見つめた
普通のおばあちゃんが高貴な貴族のように見えてきた
知らないことへの知りたいという欲は常にあるがこの時はいつもと違う感覚になった
今まで接してきたことが無いというショックなのだろうか
日本の文化なのに何も知らないというショックなのだろうか
おばあちゃんはそのまま先に歩いて行った

”和歌って何?”という疑問が沸き始めた
まず何から始めようかと考えた
映画「ちはやふる」を観ることにした
面白い映画だった
”競技かるた”って頭と体のスポーツなんだと思った
色んな意味で興味が始まった
そして「マンガでわかる 百人一首 あんの秀子著」の本を買った
一首ずつ読み続けるうちに奥深さが分かってきた
それと同時に難しいものでは無いということも分かってきた

小倉百人一首は 鎌倉時代に藤原定家が選んだ和歌に由来するらしい
大切な人を想う恋心や 季節や自然の風物への感動 ままならない日々への思いといった 今の私たちでも身近に感じられるものばかり

古いものを学問として勉強する人もいるが私のような人間は娯楽のひとつとして読んでいく方が楽しいと思った
肩肘張らずに楽しく読んでいくことが必要だと思う

楽しみながら古典と親しんでいけるように続けていきたい
そしていつか海を見ながら歌が詠めるようになりたい

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