高校時代 夜はラジオを聴きながら勉強をしていた
と言うよりラジオばかり聴いてた
ザ・ショッキング・ブルー 「ヴィーナス」
CCR「雨を見たかい」
ミッシェル・ポルナレフ「愛の休日」
レッド・ツェッペリン「移民の歌」
シルヴィ・バルタン「アイドルを探せ」
フランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」
ダニエル・ビダル「オー・シャンゼリゼ」
アダモ「雪が降る」
ABBA「Dancing Queen」
サイモンとガーファンクル「明日に架ける橋」
カーペンターズ「イエスタディ・ワンス・モア」
等々
思い出し始めたら切りが無い
勉強はなかなか頭に入らないが音楽は簡単に記憶される
興味の違いで脳みその働きはこんなにも違うものなんだと思う
そして福岡出身のチューリップが東京で頑張ると言う話をラジオで聞いた
アマチュア時代から解散 結成を経て財津和夫 姫野達也 上田雅利 安倍俊幸 吉田彰たちが集まって作ったグループ
残念ながら吉田彰は2024年に亡くなってしまったが 最近近くのレストランで昔チューリップと一緒にバンドをやっていたというおじさんバンドのライブを聴いて懐かしさでいっぱいになった
東京に出て行ったチューリップは
「魔法の黄色い靴」でメジャーデビュー
3枚目のシングル「心の旅」がレコード売り上げ1位を記録
その後も「青春の影」「サボテンの花」「虹とスニーカーの頃」等を輩出した
そんな時代に私も東京で大学生になった
中学の同級生からある女性を紹介された
たまに電話をして食事に誘った
数回食事に行った
食事中に音楽の話をした
チュ-リップが好きだという話をした
楽しく食事をした
ある日 電話の声が沈んでいた
田舎で飼っている犬の体調が悪いとの話
私は慰めの言葉も言えず普通に話をしてしまった
暗いまま彼女は電話を切った
また会う約束をした
後日新宿の東口で会った
その時彼女からひとつの封筒を渡され彼女は国電(現JRの電車)の改札に入って行った
彼女は小田急の定期券(小田急は国鉄の改札から入って行けた)
私は紙切符を購入しなければ入っていけない
今と違ってSUICAなど無い時代
追うことも出来ず彼女の姿は見えなくなった
渡された封筒を見た
封筒の中には2枚のチューリップコンサートのチケット
今の状況がようやく理解できた
彼女にはその後何の連絡も取れなかった
後日後輩を誘って中野サンプラザに行った
寂しいチューリップのコンサートになった
今でもチューリップの楽曲は好きで聴いている
でも時々新宿東口の彼女の後ろ姿を思い出してしまう
私の「青春の影」
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