ある会社の社長は歴史ある会社の3代目だった
まだ30代の若さだった
3代目は2代目を尊敬し、そうなりたいと思っていた
3代目の目標は売り上げを3倍以上にすることだった
とりあえず社長として言えることはこれぐらいだった
具体案が無く数字だけで社員が付いてくると勘違いしていた
3代目は忖度されていることに気が付かず毎日を過ごしていた
中間層はこうすることで自分の存在をキープしていた
ある日3代目はSNSで自分のことが書かれている投稿を見つけた
すぐに犯人捜しを始めた
Aさんを名指ししうわさを広めた
Aさんは無実を主張し続けた
その投稿は真実かも知れないしねつ造かも知れない
しかし3代目はすべてねつ造と決めつけていた
数ヶ月経ってBさんが犯人だと分かった
Bさんは解雇になった
Aさんには何も無かったように3代目は接していた
Aさんは濡れ衣は晴れたがすっきりしなかった
3代目から謝罪は無かった
もしも私が社長だったら
慰謝料として○○万円ぐらい支払うかも知れない
それぐらい精神的には辛い時期だったと思う
それ以前に私はSNSを鵜呑みにはしないけれど
3代目はその後売り上げが上がらずノイローゼになった
M&Aの会社に経営権を渡し3代目は経営から退いた
こんな会社は結構あると思う
信頼関係の欠如
目標の非現実的な数値化
結論ありきの会議
責任を取らない管理職
決定できない管理職
経営者は真実と真摯に向き合うことが必要なのかも知れない
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