想像力のない会話に答はあるのか?

想像力の足りない会話が空しいときがある
普通の雑談はただ楽しく会話出来ればOK
その場が楽しければそれだけでも良い

しかし会話の理解に想像力が必要なときがある

それは集合住宅の管理会社と住人との打ち合わせのときにあった
その内容は
震災の時どうするかということ

”地震の後すぐに近くの集合場所に集まって点呼を取る”
と管理会社の説明
震度いくつを想定しているのかと管理会社に聞いた
震度5を想定しているとのこと

東日本大震災の時埼玉で震度5強の地震を経験した
東北に比べれば被害は小さかった
しかし震度3程度の地震は何回も経験している人たちにとってもこの時の恐怖は簡単には説明できない
その場から動けなくなった人がたくさん居た
ましてや震源地に近い場所での恐怖は想像できない

この想定でこの訓練では本番の避難訓練にはならないと思った
集まって点呼を取るなんて出来るとは思えない
点呼を取る人はだれ?
そのリストは何処にある?
何処に集まる?
集まってどうする?なにをやる?
点呼を取ってどうする?
先ずは自己の安全確保ではないのか
震災は時間に関係なくやってくる
会社の就業時間内の震災であればこのような避難訓練も必要
しかし集合住宅では難しい

集合場所を決めることは必要だがその前後の時間をどうするかが大事

埼玉の経験からそんなに簡単な行動は取れないと説明した

管理会社の担当者には地震の恐怖は伝わらなかった
地震の経験が無い人たちにこの恐怖は想像出来ないのかも知れない
日頃から震災のことを気にしていれば少しは違うのかも知れないが
今日までそのような災害を想像する事もなかったのだろう
もしも今震度3程度の地震が来ても地震の経験の無い人の多くはすぐには動けないだろう
地震の経験の無い地方から東京に来たとき震度3の地震に東京の人は特に慌てることも無いことに驚く人もいる
そんな経験の無い人たちは安易な想像で震災時の人の行動を処理しようとする

住宅管理のプロが地震の恐怖を過去に想像したこともないのかと思った
この想像力や知識で安全管理出来るのか
それとも共同住宅の安全管理に管理会社は関係ないとでも思っているのか
ちょっと不安を感じた

防災訓練は遊びでは無い
その時を想像して現実的な行動を考えなければならないはず
想像出来る限りの最悪を考えて出来る限りの方法を考えてみる
災害からは逃げられない
しかし少しでも被害を押さえるために
最大の想像力で答えを出したい

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